2012年に海外事業をベトナムで立ち上げました。
海外で働いてみたい学生の方、チャレンジの場がトラントにはあります。
ベトナム人と一緒にシステム開発を行います。
通訳もいますが、円滑に進めるために、
基本的に英語でコミュニケーションをとりながら、業務を進めていきます。
具体的には、
・ブリッジSEが日本のお客様との要求事項を英語で要件資料にまとめる
・その際質問があれば、日本チーム、または直接お客様に確認する
・英語の要件資料をもとに、外部設計書を作成(画面構成やDB構成等)する
・ブリッチSE・設計者・開発者でレビューをして、開発作業を進める
システム開発に関していえば、実は日本であれ、海外であれ、仕事にそんなに違いはありません。
ただし、当然環境が変われば、良くなったところ、悪くなっところがあって当然です。
悪くなったところがあっても、中長期的な視点で考えば、良くなったところの方が多いという判断です。
ベトナムについて言えば、エンジニアは豊富にいて、みんな好きでプログラミングをしている。
これは何より大きい違いだと考えています。
システム開発プロジェクトでは、大半をプログラミングが占めます。
一方、プログラミングに関して、日本では、技術者の減少やコストの高騰から
理想的な体制を構築するのが難しくなっています。
そもそも、プログラミングは英語ベースです。
日本で使用するシステムは日本語ですが、多言語対応、多通貨対応するのは、
普通になってきました。
であれば、日本内にとどまっている理由はありません。
今後、日本のマーケットの縮小ということも考えれば、最初から海外でできることは海外で、
英語でやってしまうというのは合理的な判断だと考えています。
日本のお客様の仕事に加えて、ベトナムで企画・開発して、世界に発信するということを
目指しています。
WEBを始めとするITサービスといった場合に、ベトナムのサービスは?と聞かれてイメージできますか?
もっと言えば、インドネシアやカンボジアのサービスは?
サービスに関して言えば、日本発にはいいものがたくさんあります。
でも、欧米発の良いサービスはもっといっぱいあります。
成熟している日本で、出来なかったことを、アジアで求めています。
まだまだ手探りですが、ベトナム発、ベトナムにかぎらず、アジアというフィールドで
発信していきたいです。
日本人にとって海外で働くことは、いろんな意味で、リスクもサンクコストもあるでしょう。
一方で、挑戦してみないと得られないものが必ずあると思っています。